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レ・ミゼラブル


話題のミゼラブル見てきました。
泣けると話題でしたが確かにボロボロ泣いてきました。
感動的な物語であることはもちろんなんですが、役者の演技が素晴らしくて、音響、舞台、すべてに感動しました。
物語が切なくて泣く、というよりもすべての要素に心打たれて涙が零れるという感じでした。
通常ミュージカル映画というのは歌と演技は別撮りらしいのですが、このミゼラブルは本番で歌い、演技します。 歌と演技が完全に一体化して、これは本当に本物の、プロの役者・スタッフだから実現できたんだな、と思います。 感情が歌に乗っているのです。特に心を動かされたのはアン・ハサウェイ演じるファンテーヌが娼婦に身を落とし 、絶望の中で歌う「夢やぶれて」でした。歌の美しさはもちろん、無実の罪で娼婦になるしかなかった 悔しさ、絶望が画面から観客に流れ込んでくるくらい、ファンテーヌが歌っていました。さすが結婚式が控えていたのに ファンテーヌを演じる為に短髪にしたアン・ハサウェイです。


舞台が貧富の差が開くパリの町中で、コゼットの美しさは群を抜いていました。コゼット役のアマンダは本当に品のある美しさだなぁって 思います。赤ずきんという映画を見たときもアマンダは綺麗で、この人が出るだけで画面の明度が上がる感覚でしたが、ミゼラブルにおいては その上がる感覚が物語の重要な要素になっていて、公式でもコゼットは一筋の光と説明されていましたが、本当に光でした。
可愛すぎて、美しすぎて、もうびっくりです。そりゃ主人公であるバルジャンの生きる希望にもなるってものです。一目見ただけでマリウスが 恋に落ちるのも納得です。
物語でとても切ないけど、なんて魂の綺麗な人だろう、と思ったのはエポニーヌという女性。かつてはぼったくり宿で裕福だった家が没落というか 貧乏になり、苦しい生活を強いられています。彼女はマリウスが好きだけど、マリウスはコゼットに一目ぼれし、コゼットもマリウスに心奪われます。 それをマリウスの近くで見ながら、マリウスがコゼットの居場所を探すのを手伝うのです。また強欲な両親がコゼットのいる家に強盗に入ろうとしたときは 恋敵でありながらかばおうとします。一度はコゼットからの手紙を隠してしまうエポニーヌですが、最後はマリウスに手紙を渡します。
エポニーヌなんていい子!出てきた登場人物はみんな美しい精神の持ち主でしたが、エポニーヌも切ないくらい綺麗な心の持ち主だと思います。

あと物語の小さな鍵である少年・ガブローシュ。彼の生き様が、自分の正義に絶対だった、ジャベールの心の最後の壁を壊したんだろうな。

レ・ミゼラブル、今までたくさんの舞台の題材になっているだけあって、80歳の祖母に「今日ミゼラブルみてきたよ」と話したら、 「おばあちゃんも昔みたわー。内容は忘れてしまったけど、ミゼラブルを見たってことは今でも覚えてるわ」って話してたこと。何十年のときを超えても、世代を超えても、 人の心に残る作品ってすごいなって思います。